2017年9月2日土曜日

チャペルコンサート2017



    「~チェンバロお国めぐり~」
9/10(日)14:3016:00

  十 神は愛なり
 残暑お見舞い申し上げます。暑かった夏もようやく終わり、新学期を待つように秋らしい時を迎えることができほっとしております。

この度上記のコンサートを開くことになりました。
今回のコンサート内容について少し下記に記させていただきます。 

音楽は人の心を癒し、希望や慰めを与え続けて参りました。特に有名な作曲者の音楽は心の琴線に触れるものが多く、永久に消え去るものではないと思います。
そのような数々の音楽の中から、この度は、チェンバロ演奏によって世界の国々の名曲の調べをお聴き戴く素晴らしい集いを用意しています。

三宅真理子さんはチェンバロの響きに魅了され、チェンバロのために作られていた楽曲をピアノで弾くだけでは、納得いかず、是非ともチェンバロという楽器で名曲を奏でたいと希望しておられたようですが、チェンバロは高価な楽器でほとんど王室において使用されていたものでしたが、民族闘争の中で、ほとんどが破壊されてしまい皆無に等しい状況にあったようです。しかしそれを復刻するため、かろうじて残ったものを分解し、構成を調べた上で、レプリカが作られ、今日にまで存続しているというもので、とても、珍しい楽器です。
さらにすべてが手作りで、楽器自体が非常に不安定なもので、置かれた環境によってひずみ、調整の難しい楽器のため、今ではほとんど公に出てこないのが現実です。

日本においても3台あるかないかという、楽器作りの方にも至難なものであるようです。しかし、奥様の夢を叶えたい一心で、ご主人がないものであれば造ればよいと、制作に携わることになりましたが、あまりに困難を極め一時期、投げ出してしまわれたそうですが、
電光石火、天来の光が射し込め、ついにチェンバロが出来上がり、奥様の手でその楽器が演奏されはじめたのです。ご夫妻こぞって、今まで、いくつかの教会で演奏され、その都度多くの方々が集うだけでなく、音色に感動すると同時に、そこに神の厳かな働きを感じ心の琴線に触れるような感動を覚えておられます。

今回、日曜の午後とあって、会場の狭さと入場整理管理を怠ったものですので、どれほどの方々がお出でになられるのか予測をつけることができないのが現状ですが、若い世代から往年にいたるまでの方々に伝統的な音楽を聴いていただき心豊かな人生につながっていただければと願う次第です。